物語は忘れた記憶でつくられる
インスタレーション, 2024
本を一冊読むと、膨大なページ数と文字数を経てきたにもかかわらず、私たちの記憶に残るのはほんの数ページ、数十行に過ぎない。 この作品では物語が記された本の中で特に記憶に残っている部分を抜き出し、木に吊るすことで、忘れてしまった部分との対比を浮き彫りにした。本を読み進めるほどに、私たちは過去に通り過ぎた大量の文字が、枯れ葉のように記憶から抜け落ちていく様子を目にしている。
Photo by Chiharu Saito
物語は忘れた記憶でつくられる
インスタレーション, 2024
本を一冊読むと、膨大なページ数と文字数を経てきたにもかかわらず、私たちの記憶に残るのはほんの数ページ、数十行に過ぎない。 この作品では物語が記された本の中で特に記憶に残っている部分を抜き出し、木に吊るすことで、忘れてしまった部分との対比を浮き彫りにした。本を読み進めるほどに、私たちは過去に通り過ぎた大量の文字が、枯れ葉のように記憶から抜け落ちていく様子を目にしている。
Photo by Chiharu Saito